仮想現実の将来を思ふ
「大切なのは奇抜なことだ。奇抜であるということが未来を開くカギになる」
by フランソワ・ミシュラン(ミシュラン会長)
皆様お久しぶりです。
アイアムアはーふこあ。佐古です!!
本日は書評的なものを書きたいと思います。
今回読みましたのは
「VRジビネスの衝撃ー「仮想世界」が巨大マネーを生む」
VRビジネスの衝撃―「仮想世界」が巨大マネーを生む (NHK出版新書 486)
- 作者: 新清士
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2016/05/10
- メディア: 新書
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ですです。
最近はVRネタ多いですねwww
でもそれだけ期待と可能性を感じているのでありやす( ´ ▽ ` )ノ
さて本題に参りますか!
まずVRとARという技術の違いを説明したいとと思います。
VRとは?ARとは?
VRはVirtual Realityの略で、仮想現実と和訳されますね。 具体的には遠隔地や創造された世界を体験することなのでありやす。 それに対してARとはAugmented Realityの略となりまして、拡張現実と和訳されます。 例えばメガネ越しに建物を見た際に建物の高さが表示されたりとか、他人を見た時に名前が表示されたりとか。
現実世界を拡張するものがARという技術になるでありやす。
そういった技術が今後普及していくのか?
そして市場規模はどれくらいになるのか?
そんな内容が書かれた本になります。
本の内容
ざっくり内容を説明すると
基本的にはSF(Sex FriendではなくてScience Fictionねwww)を現実の物にしようという思考、思想で技術者は日々開発活動を行っていると。
そういった技術者の紹介やエピソードが序盤に書かれております。
そして今後の動向に関しては、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏も今後重要視していく技術分野の一つとしてVR,ARを上げていると書かれておりまた、
「未来のVR製品を待つ事はできない、新しい機種が投入されるたびに製品をそれに合わせてアップグレードする戦略を採っていくと」
Oculus VR 最高技術責任者のジョン・D・カーマック氏が発言していると書かれておりました。
という著名な方の発言を踏まえ今後この分野が大きな市場規模を形成するというのが著者の主張となります。
個人的に参考になったのは実際にVR体験をして疑問に思っていたことの答えが書かれていたことです。
例えばヘッドマウントディスプレイはサイズが小さいですが、なぜあんなに広い視野を映し出す事ができるかと言いますと、
「液晶ディスプレイを拡大レンズを使ってみる構造となっている」
からなのらしいです。
ただ単純に拡大レンズを使用しただけだと、視野の端が屈折してしまうのでそこは屈折率を考慮してコンピューターが計算して補正をかけているらしいです。
またどのように映像を作っているかに関しても頭の動きに合わせた視界の画像をリアルタイムレンダリングして生成しているらしいです。
なので事前に画像を全部作り込んでいる分けではなくプログラミングで写すべき画像を生成表示しているわけですね。アルゴリズムはめちゃくちゃ複雑だと想像されますwww
また本書の中でVR,ARが普及する理由として次のような事が挙げられていました。
一定水準以上のCGを越えると、費用対効果が薄くなる。つまり迫力を増すCGや画面の高精細化が進んだとしても没入感はそれ程上がらないにも関わらず費用は増大する。
なのでこの天井を突破するためにはVR,ARという機器の必要性があり、それが普及する根拠だと書かれておりました。
また、具体的な一般家庭への普及は2020年の東京オリンピックで一家に一台にまで普及する。
との事でした。
しかしながら個人的にはこれはカラーテレビの普及と同じ発想かな?という気がしていて私はもう少しかかると思います。
VR,ARに関してはいかに面白いコンテンツが発売されるか?
(キラーソフトって言うらしいですよ。スーファミの時のマリオみたいな感じでソフトがハードの普及を促すので抱き合わせで販売するらしいです。)
そこが普及のカギだと私は考えます。ハードのレベルはもう既にかなり完成されているので。
以上が今回の書評です。
まとめるとVR,ARは必ず普及するので面白いコンテンツを作りたいな!
という事です。
コメントキボンヌ( ´ ▽ ` )ノ